今回はTailor WW 大阪事務所から役立つ豆知識をご紹介いたします。
これまでいろんなマナーをご紹介してきましたが、マナーの他、役立つ豆知識もあります。
今回はスーツの部分的な仕様を含めた豆知識をご紹介します。
知って損はないものなので、ぜひ最後までお付き合いください。
あなたにピッタリのオーダースーツを作るなら、ぜひTailor WWをご利用ください。
大阪を中心に全国への出張採寸も承っております。
今回はこれらの内容についてご紹介いたします。
- ジャケットの違い(ダブルとシングル)
- 季節ごとの仕様(春夏と秋冬)
- ショルダーライン
- パンツの裾
- ボタンの数やかけ方
- ジャケットの下襟(ラペル)
- ベント
- フロントカット
目次
部分との仕様や豆知識
1. ジャケットの違い(ダブルとシングル)
ダブルとシングルの違いはボタンの掛け方です。
ジャケットの前合わせの型でフロントボタンが1列のものを“シングルブレステッド(シングル)”
フロントボタンが2列のものを“ダブルブレステッド(ダブル)”といいます。
2. 季節ごとの仕様(春夏と秋冬)
背抜きとは、背中や肩の上部をの除いた裏地が省かれている仕様のことです。
この仕様のおかげで、熱がたまりにくくなり、通気性が増しているのです。
最近はオールシーズンに対応したものも多くなっていますので、少々お財布事情が厳しければオールシーズン対応のスーツもいいでしょう。
夏服と冬物の違いは、“背抜き”の有無になります。
冬服の裏地は“総裏地”ですが、夏服だとこの背抜きがあります。
3. ショルダーライン
ショルダーラインとは、首から肩にかけてのラインのことを指します。
肩の先が持ち上がるように見える“スクエアショルダー”と、
肩の線に沿って自然なラインを出す“ナチュラルショルダー”があります。
その他、通常より袖付き部分が落ちている“ドロップショルダー”などもあります。
4. パンツの裾
“シングルカフス”と“ダブルカフス”の2種があります。
シングルカフスは、裾の折り返しがないものを指し、ダブルカフスは、裾の折り返しがあるものになります。
パンツの裾については以前の記事でも触れていますので、ぜひご一読ください。
記事はこちらから。
5. ボタンの数やかけ方
シングルの場合は2~3個、ダブルの場合は4~6個が主流です。
昔はフロントボタンだけで30個以上も付けられていたこともあります。
フロントボタンは、実用と装飾用の2つの役割があります。
これはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご一読ください。
6. ジャケットの下襟(ラペル)
スーツの印象を行ける重要な部分でもあり、オリジナルの仕様や工夫もあります。
“ノッチドラペル”と呼ばれるのが、現在最も一般的な仕様です。
“ピークドラペル”は、下襟の先が上を向いている仕様になります。
その他、”セミピークドラペル”と呼ばれる、水平にカットされているような仕様もあります。
7. ベント
ベントとは、背中側の裾のディティールのことを指します。
ジャケットの裾に切れ目があるのを見たことがあると思います。あれです。
これは着用時の動きやすさを高める役目を持っています。
“センターベント”はその名の通り、中央に切れ目がある仕様です。
“サイドベント”は、両端に切れ目が入っています。
また、切れ目がない”ノーベント”という仕様もあります。
8. フロントカット
上着の前の裾部分です。
“ラウンドカット”と呼ばれる丸形にカットされている仕様と
“スクエアカット”と呼ばれる角形にカットされている仕様の2種があります。
“ラウンドカット”はシングル型の上着、”スクエアカット”はダブル型の上着に用いられていることが多いです。
この仕様でシルエットの雰囲気にも影響が出るのです。
さいごに
今回はいろんな豆知識をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
こういった知識を持ったうえでオーダースーツをご注文をいただくことで、
より仕上がりイメージも持ちやすくなり、 制作過程から楽しめるはずです。
まだご紹介できていない内容もあるので、次回はこの続きをご紹介いたします。
またの更新をお楽しみに。